2020年東京五輪の男女マラソンコース・競歩コースが決定した。
マラソンコースは新国立競技場をスタートし、浅草の雷門前を通過後、日本橋や銀座などを経て、東京タワーを望む増上寺付近で折り返す。その後、皇居外苑の二重橋付近で2度目の折り返し、新国立競技場でフィニッシュする。
IAAF国際陸上競技連盟会長、セバスチャン・コー氏のコメント
2020年東京五輪のマラソン、競技競歩のルートが発表された。IAAF(国際陸上競技連盟)会長のセバスチャン・コーはこのマラソンコースを「東京の要素」が見どころ
五輪開幕を2年後に控え、マラソンコースの決定は日本のみならず、海外でも続々と報道されている。
英国での報道。
「アスレチックス・ウィークリー」電子版は、「マラソンコースは東京のランドマークを巡る、スタートとゴールは五輪スタジアム」の見出しをつけて特集。
「ランナーズワールドUK」電子版も「ランナーは東京の中心を走る。この首都の象徴的な史跡、建造物の前を駆け抜けるのだ。雷門、皇居、増上寺、日本橋などが含まれる」と東京の名所を経由するコースになっていることを紹介。
過去5大会で4度金メダリストを輩出しているマラソン強国のアフリカメディアも、続々と報じている。
ナイジェリアメディア「アスレチックス・アフリカ」は公式ツイッターで「東京五輪2020のマラソンコースが発表。東京の近代的、伝統的地域を通り抜ける」と報じれば、「ケニアン・ダイジェスト」や「デイリー・ネーション」などケニアメディアも続々とこのニュースを伝えている。
日本の歴史と伝統が感じられる42.195キロに海外も注目する。
酷暑の中で実施されることが予想される東京五輪マラソン。東京マラソンでは、男女共に多くの波乱を起こしコース改変でなくなった「最後の長い上り坂」が攻略のポイントとなるか。